簿記3級の次に取る資格は?FP3級 vs 簿記2級の選び方【2026年版】
更新日:2026年5月1日|スタディクエスト編集部
簿記3級合格、おめでとうございます。「次は何を勉強すれば?」と迷う方は多いはず。王道の簿記2級に進む方法と、親和性の高いFP3級を先に取る方法、それぞれのメリットを比較して解説します。さらに簿記2級まで取得した方の次のステップ(FP2級 or 日商簿記1級)も紹介します。
簿記3級合格後の主な選択肢
| 選択肢 | 難易度 | 必要勉強時間 | こんな人におすすめ |
| 簿記2級に挑戦 | ★★★☆☆ | 150〜250時間 | 経理・財務職を目指す/就職・転職を控えている |
| FP3級を先に取る | ★★☆☆☆ | 60〜100時間 | お金の知識を広げたい/勉強の習慣を維持したい |
選択肢①:簿記2級に挑戦する
経理・転職志望に最優先
簿記2級
簿記3級の知識がそのまま活きるため、勉強のリズムを崩さずにステップアップできます。3級合格後すぐに学習を始めると、知識が定着している状態でスタートできるのが最大のメリットです。
- 就職・転職への直結度が高い:経理・財務職の求人票で「簿記2級以上」を条件とするものは非常に多く、履歴書で即効性のある資格です。
- 上位資格への足がかり:税理士試験(簿記論)・公認会計士・日商簿記1級へのルートが開けます。
- 学習内容が連続している:3級の仕訳・帳簿の知識を土台にして工業簿記(原価計算)が加わる構成なので、ゼロから学ぶ感覚がありません。
目安は3〜5ヶ月(1日1〜2時間)。合格率は20〜30%で、3級より難易度は上がりますが、独学合格者が多い資格でもあります。
こんな人は簿記2級を先に:就活・転職を1年以内に控えている方、経理・財務・会計系の仕事を目指している方は、迷わず簿記2級を優先してください。
選択肢②:FP3級を先に取る
親和性が高く取りやすい
FP3級(ファイナンシャルプランナー3級)
簿記3級で学んだ「お金の流れを読む力」は、FP(ファイナンシャルプランナー)の学習でも活きます。FP3級は税金・保険・年金・住宅ローン・資産運用など、個人のお金全般を扱う資格で、生活に直結した知識を体系的に学べます。
- 合格率が高く取りやすい:FP3級の合格率は約70〜80%。簿記3級合格後の実力があれば、60〜100時間程度でクリアできる方が多いです。
- 簿記との相性が良い:財務諸表の読み方・税金の仕組みなど、簿記で学んだ内容と重なる部分があります。
- モチベーション維持に有効:難しすぎず達成感を得やすいため、「簿記2級の本格学習前に一度別の資格を取る」という使い方でも有効です。
銀行・保険・不動産業界への就職を考えている方や、自分の家計管理・資産運用に興味がある方にも強くおすすめできます。
こんな人はFP3級を先に:就活・転職を急いでいない方、幅広いお金の知識を身につけたい方、勉強の習慣を続けながら達成感を得たい方に最適です。
簿記2級まで取得した人の次のステップ
簿記2級まで取得できたなら、次の選択肢は大きく2つです。
選択肢A:FP2級を取得する(FP未取得の場合)
まだFP資格を持っていない場合、FP2級は簿記2級との組み合わせで特に威力を発揮します。会計知識(簿記2級)+個人財務知識(FP2級)という組み合わせは、金融・保険・不動産業界だけでなく、一般企業の経理・財務部門でも評価されます。
| 項目 | FP2級 |
| 受験資格 | FP3級合格、または実務経験2年以上 |
| 合格率 | 約40〜50% |
| 必要勉強時間 | 150〜200時間(FP3級取得後) |
| 試験形式 | 学科(択一)+実技(記述) |
FP2級を受けるには:FP2級の受験にはFP3級合格が原則必要です。先にFP3級を取っておくと、後でスムーズにFP2級に進めます。これが「簿記3級→FP3級→簿記2級→FP2級」というルートが人気の理由のひとつです。
選択肢B:日商簿記1級に挑戦する(本格的な覚悟が必要)
日商簿記1級は、簿記2級と比べて難易度の差が雲泥の差と言っても過言ではありません。合格率は約10%前後。必要な勉強時間は500〜800時間以上とも言われ、予備校に通いながら1〜2年かけて学ぶ受験生が多いです。
本当の覚悟が必要:日商簿記1級は、税理士試験の受験資格が得られる(大学の単位なしでも可)という大きなメリットがある反面、2級とはまったく異なる思考力・理解の深さが求められます。「2級の延長」という感覚で臨むと痛い目を見ます。
「税理士を目指したい」「上場企業の経理で専門性を高めたい」という明確な目標がある方には、挑戦する価値のある資格です。
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難易度・必要勉強時間・科目別攻略法を詳しく解説しています。挑戦前に必ずご確認を。
ルート別まとめ:どのパターンが自分に合う?
| ゴール・状況 | おすすめルート |
| 経理・財務職への就職・転職を急いでいる | 簿記3級 → 簿記2級 |
| 銀行・保険・不動産を目指している | 簿記3級 → FP3級 → 簿記2級 → FP2級 |
| お金の知識を幅広く身につけたい | 簿記3級 → FP3級 → FP2級 |
| 税理士・上場企業経理を本気で目指す | 簿記3級 → 簿記2級 → 日商簿記1級 |
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まとめ
- 簿記3級の次は「簿記2級」か「FP3級」の2択が基本
- 就職・転職を急ぐ場合は迷わず簿記2級へ
- 幅広い知識が欲しい・焦っていない場合はFP3級が親和性が高くおすすめ
- 簿記2級取得後はFP2級(未取得の場合)か、覚悟を決めて日商簿記1級へ
- 日商簿記1級は2級と難易度が段違い。挑戦前に詳細を必ず確認しよう