簿記2級 vs FP2級 どっちを先に取るべき?難易度・就職・勉強時間を徹底比較【2026年版】
更新日:2026年4月30日|スタディクエスト編集部
「簿記2級とFP2級、どっちを先に取ればいい?」という疑問を持つ方は多いです。どちらもビジネス系の定番資格で、就職・転職に有利とされています。本記事では難易度・勉強時間・就職評価・費用対効果を徹底比較し、あなたに合った選び方を解説します。
簿記2級・FP2級の基本情報比較
| 項目 | 簿記2級 | FP2級 |
| 主催 | 日本商工会議所 | FP協会 / きんざい |
| 受験資格 | なし(3級合格推奨) | 3級合格 or 2年以上の実務経験 |
| 試験形式 | 筆記・CBT | 学科+実技 |
| 合格率 | 20〜30% | 30〜40% |
| 必要勉強時間 | 150〜250時間 | 150〜200時間 |
| 試験頻度 | 年3回+CBT随時 | 年3回(5月・9月・1月) |
| 受験費用 | 4,720円 | 学科4,200円+実技4,500円 |
難易度比較:どちらが難しいか?
結論として簿記2級の方が難しい傾向があります。FP2級は範囲が広い(6分野)ものの、各分野の深さは浅め。一方、簿記2級は工業簿記・連結会計など専門性が高い内容を含み、計算の精度が問われます。
| 比較軸 | 簿記2級 | FP2級 |
| 試験範囲の広さ | 中程度 | 広い(6分野) |
| 内容の専門性 | 高い(工業簿記・連結) | 中程度 |
| 計算の複雑さ | 高い | 低〜中 |
| 合格率 | 20〜30% | 30〜40% |
| 難易度判定 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
簿記2級が難しく感じる理由:近年の試験改定で連結会計・税効果会計が追加され、難化傾向にあります。CBT方式では問題のバリエーションが多く、過去問だけでは対応しきれないケースも増えています。
勉強時間の比較
どちらも150〜200時間前後が目安で大きな差はありません。ただし、前提知識によって大きく変わります。
| 前提条件 | 簿記2級 | FP2級 |
| 初学者(前提知識なし) | 200〜250時間 | 180〜200時間 |
| 簿記3級取得済み | 150〜200時間 | — |
| FP3級取得済み | — | 100〜150時間 |
| 社会人(1日1時間) | 7〜9ヶ月 | 5〜7ヶ月 |
注意:FP2級は受験資格として「FP3級合格 or 2年以上の実務経験」が必要です。FP3級の勉強時間(80〜100時間)も含めると、FP2級取得までのトータル時間は増えます。
就職・転職での評価比較
どちらが有利かは目指す業界・職種によって明確に異なります。
| 業界・職種 | 簿記2級 | FP2級 |
| 経理・会計・財務 | ★★★★★(必須級) | ★★☆☆☆ |
| 銀行・証券・保険 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 不動産業界 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 一般企業の管理部門 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 独立・副業(FPとして) | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
| 転職全般での評価 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
採用担当者の声(一般的傾向):経理・会計職の求人票では「日商簿記2級以上」が応募条件に記載されることが多い。FP2級は金融系では評価されますが、経理職への転職では簿記2級ほどの直接的な強みにはなりにくい傾向があります。
費用対効果の比較
| 項目 | 簿記2級 | FP2級 |
| 受験料(合計) | 約5,000円 | 約9,000円(学科+実技) |
| テキスト・問題集 | 4,000〜6,000円 | 4,000〜6,000円 |
| 一発合格の可能性 | やや低(難化傾向) | 中程度 |
| 転職市場での需要 | 高い | 中程度 |
| 総評 | コスパ高め | 金融系ならコスパ高め |
どちらを先に取るべきか?タイプ別おすすめ
簿記2級を先に取るべき人
- 経理・会計・財務職を目指している
- 一般企業の管理部門に転職したい
- 数字・計算が得意、または苦でない
- 公認会計士・税理士などの上位資格も視野に入れている
- まず転職市場で汎用性の高い資格を取りたい
FP2級を先に取るべき人
- 銀行・証券・保険・不動産業界で働いている(または目指している)
- お金・税金・保険の知識を広く身につけたい
- FP3級をすでに取得済み
- 将来的に独立・副業でFP相談業務をしたい
- 文系・暗記系が得意で計算は苦手
両方取るなら:簿記→FPの順が効率的
簿記の知識(財務諸表・損益計算・税金)はFP試験の「金融資産運用」「タックスプランニング」「相続・事業承継」の分野で活きます。簿記2級を先に取ることで、FP学習の理解度が上がります。
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まとめ:簿記2級 vs FP2級 どっちを選ぶ?
- 難易度:簿記2級 > FP2級(簿記の方が難しい)
- 勉強時間:ほぼ同じ(150〜200時間前後)
- 経理職なら:簿記2級が圧倒的に有利
- 金融・保険・不動産なら:FP2級の評価が高い
- 転職全般での汎用性:簿記2級がやや上
- 両方取るなら:簿記→FPの順が知識の積み重ねとして効率的
迷ったら「自分が入りたい業界・職種の求人票」を実際に確認してみましょう。応募条件に書かれている資格が、あなたが先に取るべき資格です。
よくある質問(FAQ)
簿記2級とFP2級はどちらが難しいですか?
簿記2級の方が難しい傾向があります。合格率は簿記2級が20〜30%、FP2級が30〜40%程度。勉強時間も簿記2級が150〜250時間、FP2級が150〜200時間と僅差ですが、簿記2級は工業簿記・連結会計など専門性が高い内容を含みます。
簿記2級とFP2級、就職に有利なのはどちらですか?
職種によって異なります。経理・会計職には簿記2級が絶対的に有利。金融・保険・不動産業界ではFP2級の評価が高いです。転職市場全体では簿記2級の方が評価されやすい傾向があります。
両方取るならどちらから始めるべきですか?
経理・ビジネス系を目指すなら簿記2級から。簿記の知識はFP試験の金融資産・税金分野でも活きるため、簿記→FPの順が知識の積み重ねとして効率的です。