公認会計士・税理士は予備校と独学どっちがいい?費用・合格率を徹底比較
更新日:2026年4月30日|若葉(現役CPA受験生・スタディクエスト)
公認会計士・税理士の試験勉強を始めるにあたって、「予備校に通うべきか、独学でいけるか」は最初の重要な判断です。結論から言うと、公認会計士は予備校ほぼ一択、税理士は科目によって独学も選択肢になります。現役CPA受験生の経験をもとに詳しく解説します。
公認会計士試験:予備校と独学の比較
| 項目 | 予備校 | 独学 |
| 費用 | 50〜80万円(2〜3年) | 10〜20万円 |
| 合格者の割合 | 合格者の約95%が予備校利用 | 約5%未満 |
| 必要勉強時間 | 3,000〜5,000時間 | 4,000時間以上(情報収集含む) |
| カリキュラム | 体系的・試験傾向に最適化済み | 自分で設計が必要 |
| 答練・模試 | 充実(本番形式で受けられる) | ほぼ入手困難 |
| 向いている人 | 確実に合格を目指す人 | 会計の専門家・2回目受験者 |
結論:公認会計士は予備校を強く推奨
合格者の95%以上が予備校(CPA会計学院・TAC・大原)を利用しています。独学での合格事例がゼロではありませんが、試験範囲の広さ・答練の必要性・膨大な勉強時間を考えると、現実的には予備校なしでの合格は極めて困難です。
現役受験生の本音:私自身もCPA会計学院で受験勉強中ですが、予備校のカリキュラムなしに試験範囲を独力でカバーするのは現実的でないと感じています。特に答練(模擬試験)は市販では手に入らず、本番感覚を掴む上で必須です。
主要予備校の比較(公認会計士)
| 予備校 | 費用(2年) | 特徴 | 合格実績 |
| CPA会計学院 | 約60〜70万円 | 合格率業界No.1。Web講義中心で柔軟に学べる | 合格者占有率40%超 |
| TAC | 約70〜80万円 | 老舗。通学・通信どちらも充実。全国校舎あり | 合格者占有率30%前後 |
| 大原 | 約60〜75万円 | 簿記から一貫して学べる。実績豊富な老舗 | 合格者占有率20%前後 |
費用を抑えたい方へ:各予備校とも入学金免除・早割・奨学生制度があります。特にCPA会計学院は大学生向けの奨学生試験で大幅割引になる場合があります。まず各校の資料請求と体験受講をしてから決めましょう。
税理士試験:予備校と独学の比較
| 項目 | 予備校 | 独学 |
| 費用(1科目) | 10〜20万円 | 3〜5万円 |
| 科目合格のしやすさ | 高い(傾向対策が充実) | 科目による(簿財は可能) |
| カリキュラム | 試験特化で効率的 | 市販テキストで対応可能な科目もあり |
| 向いている人 | 確実に合格したい人・法人税など難関科目 | 簿記2級以上の知識がある・簿財受験者 |
結論:税理士は科目によって独学も選択肢あり
税理士試験は5科目合格制のため、科目ごとに戦略を変えられます。簿記論・財務諸表論(簿財)は市販テキストが充実しており独学合格者も多い。一方、法人税法・所得税法などの税法科目は難易度が高く、予備校の答練が事実上必須です。
科目別・独学の可否
| 科目 | 独学の難易度 | 理由 |
| 簿記論 | ★☆☆(比較的可能) | 市販テキストが豊富。簿記2級の延長線上 |
| 財務諸表論 | ★★☆(可能だが時間かかる) | 理論問題の出題傾向を掴むのにやや時間が必要 |
| 法人税法 | ★★★(難しい) | 範囲が膨大。予備校の答練なしでは傾向対策が困難 |
| 所得税法 | ★★★(難しい) | 計算の複雑さと理論の暗記量が多い |
| 消費税法 | ★★☆(やや難) | 改正が多く最新情報のキャッチアップが必要 |
| 相続税法 | ★★☆(やや難) | 計算と理論のバランスが必要 |
主要予備校の比較(税理士)
| 予備校 | 費用(1科目) | 特徴 |
| 大原 | 約12〜18万円 | 税理士試験に強い。合格者数業界最多クラス |
| TAC | 約10〜16万円 | テキストの質が高い。全国に通学校舎あり |
| スタディング | 約2〜5万円 | オンライン特化で低コスト。スマホ学習に向いている |
予備校と独学、どちらを選ぶべきか チェックリスト
予備校を選ぶべき人
- 公認会計士試験を受験する(ほぼ必須)
- 税理士の法人税・所得税などの税法科目を受験する
- 2〜3年以内に確実に合格したい
- 勉強のペースメーカーが欲しい
- 答練・模試で本番感覚を掴みたい
独学を選べる人
- 税理士の簿記論・財務諸表論を受験する
- 簿記2級以上の知識がすでにある
- 費用を極力抑えたい
- 自己管理能力が高く、計画的に勉強を続けられる
- 試験に2〜3年かけてもいい(時間的余裕がある)
注意:「独学でも合格できる」という情報はSNSで見かけますが、多くは簿財の話か、複数回落ちた後の再挑戦です。初学者が公認会計士を独学で狙うのは時間とお金の両方を無駄にするリスクが高いです。
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まとめ
- 公認会計士は合格者の95%以上が予備校利用。独学での合格は現実的でない
- 税理士の簿記論・財務諸表論は独学でも合格できる。法人税・所得税は予備校推奨
- 費用を抑えたい場合はスタディングなどのオンライン予備校も選択肢に
- 予備校選びは資料請求・体験受講をしてから決める
- どちらを選んでも、学習継続が合格の最大の鍵