日商簿記3級 | 公開:2026年5月7日

仕訳日計表の書き方
伝票から集計するステップを図解で完全解説

著者:大谷 一輝(大阪経済大学3回生・日商簿記1級勉強中)

仕訳日計表はその日に起票されたすべての伝票を勘定科目ごとに集計した一覧表です。
難しそうに見えますが、手順は「①伝票を仕訳に直す → ②勘定科目ごとに合計する」の2ステップだけです。

仕訳日計表とは?

企業では毎日たくさんの取引が発生し、伝票が大量に起票されます。その日に起票されたすべての伝票を集計して1枚の表にまとめたものが仕訳日計表です。

借方合計と貸方合計は必ず一致する!
仕訳の借方・貸方が同額になるルールと同じです。合計が合わない場合は集計ミスや伝票の見落としがあります。

例題

例題

2026年6月1日に次の伝票が起票された。この伝票から仕訳日計表を作成しなさい。

起票された伝票(6月1日分)

入金伝票
現金 3,000 売掛金 3,000
現金 20,000 当座預金 20,000
出金伝票
仕入 1,000 現金 1,000
水道光熱費 4,000 現金 4,000
振替伝票
売掛金 10,000 売上 10,000

解き方:2ステップで完成

1
伝票から仕訳を確認する
入金・出金・振替の各伝票をすべて仕訳の形に並べる(上の表がそれ)
2
勘定科目ごとに合計して仕訳日計表に記入する
同じ勘定科目が複数の伝票に登場する場合は合算する

勘定科目ごとの集計

現金
3,000 + 20,000
23,000
現金
1,000 + 4,000
5,000
売掛金
10,000
10,000
売掛金
3,000
3,000
当座預金
20,000
20,000
仕入
1,000
1,000
水道光熱費
4,000
4,000
売上
10,000
10,000

完成した仕訳日計表

仕訳日計表 2026年6月1日
借方 勘定科目 貸方
23,000 現金 5,000
10,000 売掛金 3,000
当座預金 20,000
1,000 仕入
4,000 水道光熱費
売上 10,000
38,000 合 計 38,000
借方合計 38,000=貸方合計 38,000 で一致!
借方:23,000+10,000+1,000+4,000=38,000
貸方:5,000+3,000+20,000+10,000=38,000
合計が合えば集計完了。合わない場合はどこかの伝票の記入漏れや計算ミスを確認する。

試験でよく一緒に出る:元帳への転記

試験では仕訳日計表の作成と同時に、得意先元帳(売掛金明細)や仕入先元帳(買掛金明細)への転記を求める問題が出ます。

元帳への転記自体は補助簿の知識がそのまま使えます。仕訳日計表の金額を見ながら、各取引先の口座に金額を写すだけです。

勘定科目の順番に決まりはない
仕訳日計表の勘定科目の記載順は問題ごとに異なります。答案用紙の勘定科目欄が空欄になっていれば自分で書き、あらかじめ印刷されていればその順番に従います。どちらの形式にも対応できるようにしておきましょう。

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📋 まとめ:仕訳日計表 早見表

仕訳日計表とは その日の全伝票を勘定科目ごとに集計した表
作成手順 ① 全伝票を仕訳の形に並べる
作成手順 ② 勘定科目ごとに借方・貸方を合計して記入
完成の確認方法 借方合計=貸方合計になれば正解
試験の頻出セット 仕訳日計表+得意先元帳(または仕入先元帳)の転記