商品売買は簿記3級の延長ですが、2級では決算整理・財務諸表作成の中で正確に処理できるかが問われます。特に売上原価、棚卸減耗損、商品評価損は第3問で差がつきます。
売上原価とは、当期に販売した商品の仕入原価です。期首商品に当期仕入を足し、期末商品を差し引いて計算します。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 期首商品棚卸高 | 前期から繰り越された商品 |
| 当期商品仕入高 | 当期に仕入れた商品 |
| 期末商品棚卸高 | 当期末に残っている商品 |
売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 - 期末商品棚卸高
三分法では、期首商品を仕入へ振り替え、期末商品を繰越商品へ戻します。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 期首商品 | 繰越商品 | 期首商品 |
| 繰越商品 | 期末商品 | 仕入 | 期末商品 |
帳簿上は100個あるはずなのに、実地棚卸で98個しかない場合、2個分が棚卸減耗損です。盗難、破損、紛失などで数量が減ったイメージです。
数量は残っていても、商品の時価が原価より下がった場合は商品評価損を計上します。簿記では、棚卸資産を原価と時価の低い方で評価します。
| 損失 | 原因 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 棚卸減耗損 | 数量不足 | 帳簿数量と実地数量の差 |
| 商品評価損 | 価値下落 | 原価と正味売却価額の差 |